2022年06月02日

ゴードン・マッタクラークの回顧展東京国立近代美術館でビルディング・カットシリーズ初来日作品も

アーティスト、ゴードン・マッタ=クラークの回顧展「ゴードン・マッタ = クラーク展」が、2018年6月19日(火)から9月17日(月・祝)まで、東京国立近代美術館にて開催される。ゴードン・マッタ=クラーク、アジア初の回顧展ゴードン・マッタ=クラーク Photo: Cosmos Andrew Sarchiaponeゴードン・マッタ=クラーク
Photo: Cosmos Andrew Sarchiapone1970年代にニューヨークを中心に活躍し、35歳という若さでこの世を去ったアーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク(1943-78)。本展は、わずか約10年という短い活動期間の中で、アート、建築、ストリートカルチャー、アーティストによる食堂「フード」の経営と、多彩な才能を発揮したマッタ=クラークの活動を、フルスケールで紹介するもの。

作品の多くが個人蔵、あるいはメトロポリタン美術館やポンピドゥー・センターなど欧米の著名美術館所蔵で、これまでアジアではまとまった形で紹介される機会が無かったマッタ=クラークのアジア初回顧展となる。「ビルディング・カット」シリーズ最大規模の立体作品が初来日《スプリッティング:四つの角》1974年 サンフランシスコ近代美術館蔵 Photo: Ben Blackwell《スプリッティング:四つの角》1974年 サンフランシスコ近代美術館蔵 Photo: Ben Blackwell彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など、約200点を数える出展作品の中でも注目したいのは、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズの中でも最大規模の立体作品であり、初来日となる《スプリッティング:四つの角》。《スプリッティング》1974年 ゴードン・マッタ=クラーク財団 デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵《スプリッティング》1974年 ゴードン・マッタ=クラーク財団 デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン各所の建物の天井や床に四角い穴を開けた 《ブロンクス・フロアーズ》、一軒家を縦真っ二つに切断した《スプリッティング》、パリのポンピドゥー・センター建設のため取り壊し予定だった17世紀の建築に、まるで時空が削り取られたような大きな円錐状の穴を開けた《円錐の交差》などで構成される「ビルディング・カット」シリーズ。建築物に穴を開けることで新たボッテガヴェネタベルトコピーな光を当て、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させた、マッタ = クラークを代表する作品群だ。「住まい」や「ストリート」など、5つの「場所」にフォーカス《日の終わり》1975年 ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー (ニューヨーク)蔵《日の終わり》1975年 ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー (ニューヨーク)蔵会場では、都市を舞台に活動したマッタ = クラークにとって重要だった、「住まい」「ストリート」「港」「市場」「ミュージアム」の5つの「場所」にフォーカスして作品を展示。また、1970年代ニューヨークの文化的・社会的背景を示す資料や、現在の東京に関わる資料などを展示に組み込むことで、現代の都市における、マッタ = クラーク作品の今日的な意味に迫る。ビームスとのコラボレーションもゴードン・マッタ=クラークの回顧展東京国立近代美術館で、「ビルディング・カット」シリーズ初来日作品も|写真9(BEAMS)とのコラボレーションも実施。・前田晃伸がデザインを担当したTシャツやなどのアイテムを販売するほか、ゴードン・マッタ=クラークがオーナーを務めたレストラン「FOOD」にインスパイアされた5名のアート作品の展示がトーキョー カルチャート バイ ビームスにて期間限定で行われる。

また、人気シェシャネルスーパーコピーフたちが展覧会からインスピレーションを受けたオリジナルメニューを来場者に提供し、食にまつわるトークショーを実施する「料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー」も東京・幡ヶ谷のパドラーズコーヒーにて開催されるのでこちらも併せてチェックしてみて。開催概要「ゴードン・マッタ = クラーク展」
開催期間:2018年6月19日(火)〜9月17日(月・祝)
会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
住所:東京都千代田区北の丸公園 3-1
開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日(7/16、9/17は開館)、7月17日(火)
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」1b 出口より徒歩3分
観覧料:一般1,200(900)円、大学生800(500)円
※( )内は20名以上の団体料金。価格は税込み。
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳の所持者とその付添者(1名)は無料。
※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMAT コレクション」(4-2F)、「瀧口修造と彼が見つめた作家たち コレクションを中心とした小企画」(2F ギャラリー4)も観覧可能。
リピーター割引:本展使用済み入場券の持参で、2回目以降は特別料金で観覧可能(一般500円、大学生250円)

【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)<ビームス×ゴードン・マッタ=クラーク展>
■コラボレーショングッズ販売
発売日:2018年6月15日(金)
販売店舗:及び東京国立近代美術館ミュージアムショップ※6月19日~
アイテム:Tシャツ、トートバッグ、ステッカー、ポストカード
■展示会「TOO MUCH Magazine NEW ISSUE LAUNCH EXHIBITION『FOOD 1971-74:The recipe for a soup no one knows about』」
開催期間:6月15日(金)~20日(水)
会場:トーキョー カルチャート バイ ビームス
参加アーティスト:Åbäke、加賀美健、ホンマタカシ、モトーラ世理奈、平山昌尚
販売アイテム:缶入りTシャツ
■トークイベント「料理というクリエーションと食におけるストリートカルチャー」
開催期間:6月19日(火)~9月17日(月・祝)の期間に週替わりで10名ほどのゲストを予定。
会場:パドラーズコーヒー
住所:東京都渋谷区西原2-26-5図版は全て
Courtesy the Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York.
© 2018 Estate of Gordon Matta-Clark/ Artists Rights Society (ARS), New York.《スプリッティング》1974年 ゴードン・マッタ=クラーク財団 デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵《日の終わり》1975年 ゴードン・マッタ=クラーク財団 デイヴィッド・ツヴィルナー (ニューヨーク)蔵


Posted by jg5tgd4e at 15:36│Comments(0)
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